【展覧会】Sol Y Sombra −福沢一郎 スペイン闘牛の光と影− 4/15-6/1, 2005


《陽なたの観衆》 1978年



1978(昭和53)年夏、80歳を迎えた福沢一郎は、スペイン旅行に出かけます。彼は以前にもスペイン旅行の経験はありましたが、このときは目的がはっきりしていました。その目的とは、闘牛の取材です。

「今回の旅では、専ら闘牛を取材した。闘牛は厭がる人もあるが、私の興味は牛の筋肉の流動感である。血を噴く牛の身体は、真夏の太陽を浴びて、血と汗でキラキラ光っている。身体のそれぞれの筋肉が、光と影のたくましい凹凸模様をつくって動くのである。」

この福沢自身の言葉にもあるように、彼は闘牛に強い興味を覚えていました。福沢が闘牛にみた光と影、それは牛の身体だけでなく、生と死、幸と不幸、貧と富が入り交じるスペインの歴史と文化、そしてそこに息づく人々の姿の中に見出し得たのかもしれません。
円熟味を増した福沢の画境が織りなす光と影〜Sol Y Sombra〜…タブローと版画により、その世界をご紹介いたします。

会 期:4月15日(金)-6月1日(水)11:00-17:00 月・水・金開館
    ※4月29日(金)、5月4日(水)は祝日ですが開館します。
入館料:300円


※講演会開催のお知らせ

「福沢一郎とそのふるさと」
講師:今井幹夫氏(富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館 館長)
日時:4月27日(水)14:00-15:30
場所:福沢一郎記念館