【展覧会】福沢一郎玉手箱 −デザイン・カット・装丁展− 4/7-6/2, 2004




近代日本を代表する画家たちの多くが、同時代の絵本や小説、教科書の挿絵・装丁に携わっていることはあまり知られていないことかもしれません。福沢一郎もまた、大画面に取り組む傍らで雑誌や小説の挿絵・装丁を相当数手がけています。
こうした仕事は、生活が困難であった終戦直後から1952年頃にかけて多くみられます。これらには、タブローにはみられない彼独自の軽妙な筆遣いが活かされており、ひと味違った福沢芸術の面白さをわたしたちに教えてくれます。まさに「玉手箱」のように。
今回は、挿絵、装丁、スケッチの仕事から、福沢絵画の一側面に迫ってみようという企画です。どうぞお気軽にお楽しみください。

会 期:2004年4月7日(水)〜6月2日(水)11:00-17:00 月・水・金開館
※ 11月23日(金)は祝日ですが開館します。
入館料:300円


※講演会開催のお知らせ

「福沢一郎、戦時下の思考と制作について」
講師:講師:滝沢恭司氏(町田市立国際版画美術館学芸員)
日時:4月21日(水) 14:00〜15:30
場所:福沢一郎記念館

【展覧会】「福沢一郎に見る彫刻空間」展 10/10-12/1, 2003




 福沢一郎は、画家として活躍する以前に彫刻家を目指していました。
 そのとき培われた構成力とヴォリュームの表現力は、人間像を描く福沢芸術の核として後年の絵画制作において大きな糧となりました。
 この展覧会は、おもに人物のヴォリューム感をよく示している福沢一郎の作品を展示し、かれの芸術の本質をお楽しみいただくことを目的とするものです。

会 期:10月10日(金)-12月1日(月)11:00-17:00 月・水・金開館
    ※10月13日、11月3日、11月24日は祝日ですが開館
入館料:300円


※講演会

「「国際美術界私的四方山話」」
講師:大島清次氏(美術評論家・世田谷美術館名誉館長)
日時:10月23日(木) 14:00〜15:30
場所:福沢一郎記念館