※ふせんに書いてくださったことばをそのまま掲載しています。
※文字の色は、ことばが書かれたふせんの色です。
・金の卵?
・鏡にうつる自分を見ている人
・ぐぬぐぬと た丶かふ天使 ガンバレよ コツコ
・ぺるせうすめどうせ
・輝く翼に刃 鏡?
・ろボロン? いや、モスラかな?
・コロナウイルス封じ込め完了 明るい未来へ!
・動きがあってカッコイイ.エスキースの線を残すのも一つなんだな。
・切りとられた髪のへびはまだ動いています
・人体化した蚊? 何かの戦い 古代ローマ 暑い
・これは良いですネ〜! 色の使い方が好きです。
・ギリシャ神話? たねあかし本読んで納得した次第です。うーんなる程!
・メドウサの髪 ヘビを退治することでメドウサ本人の生命を救う まっとうな姿にもどして
・ビックリ! 中にヘビが
・福沢先生の絵は、人物像が丸く、太く、力強いので生命がはじけるようです。花鳥風月、月はあまりないかもしれませんが、原色を多く使うことで同じモチーフのものがないのが理知的です。
・立派な顔をしたお父さんが子供を見守っているみたいです 蛇もゆったりと太目ですね。全体の色の感じが好きです。
・円盤投げ?
・女神と鳥人間。ギリシャ神話が混ざっているのかな?
・メデューサの顔が見たかった 盾に映しながら とはどうやって近づくのかと思っていたが、そうか
・守護者みたいに何かから守っているよう
・人間の前面には常に猿顔(ずるさ)があり、笑いながらも検をしたため、相手(ヘビ)に対してそなえている。
・神話の世界?
・中年女性
・天使が卵を運んできた。
・鳥なのか人間なのか 色彩が好き
・この人物からパワーがっ!!
・火打ち石を初めて見つけた原始人
・動物→トラ?サル?人間のようにもみえる ヘビをつかまえる仕掛けをつくって見事ゲットしたみたいなかんじ
・シックな色合も素敵です。
・パンをたべようとしているかい物。パンのにおいをかいでいるかい物
・猿とへびだと思われる→ナイフをもっているように見える
・メデューサと戦う 迫力
・ラグビー部
・闘う剣士 みなぎるとうし
・地上に降り立ち生き物観察する天使?
・ペルセウスが退治したメドゥーサは彼の盾の中でその実の姿ヘビを表した
・不死鳥が卵を孵化するのを見守っているが、どんな子が産まれてくるのかはまだ解っていない。
・自由でいいなあ
・奥深い色使いで表現力がすごいです。
・たまご?顔の表現がめちゃくちゃよい!
【ちょっとたねあかし】
《ペルセウス、メドゥサを退治する》
1985年 アクリリック・キャンバス 72.7✕60.6cm
このタイトルをみて、「えっ、これが?」と思ったかたはけっこう多いのではないかと思います。画面の中に、人物らしきかたちが大きくえがかれているのはなんとなくわかりますが、それがいったいどんなことをしているのか? いったいどんな場面なのか? 細かく説明するようなえがきかたではないので、ぱっとイメージするのはむずかしいですね。
では、タイトルにそって絵を読んでみましょう。ペルセウスは、ギリシャ神話に出てくるヒーローで、あるときメドゥーサ(メドゥサ)を退治するように命じられます。メドゥーサは髪の毛のかわりに生きている蛇がはえている怪物で、それににらまれると石になってしまう怖ろしい能力を持っていました。ペルセウスは青銅の盾にメドゥーサのすがたを映しながら近づいて、みごとその首を切り取ることに成功します。この絵はきっと、その退治の場面をえがいたものと考えられます。
とすると、この大きくえがかれた人物はペルセウスで、右手ににぎられているのは剣でしょうか。そして、ちょっとつぶれた円いかたちは、メドゥーサのすがたを映す青銅の盾、画面右下のもじゃもじゃしたかたちが、もしかしてメドゥーサの頭かも?と想像することができそうです。
面白いのは、ほんとうならメドゥーサの顔が盾に映っているはずなのですが、映っているのは、いきおいよくえがかれた、茶色のくねくねとした線。これはいったい何なのでしょう? みなさんはどう思いますか?