展覧会 「CURIOUSな実験。福沢一郎<素描>の魅力」展 の関連イベントとして、講演会「舞台と美術家 —福沢一郎のバレエ美術を一例として」が、10月30日(水)に開催されました。
今回講師としてお招きしたのは、神奈川県立近代美術館学芸員の西澤晴美さん。造形芸術や音楽などジャンルをまたいだ芸術活動の研究がご専門で、特に戦後の日本を代表する総合芸術グループ「実験工房」のご研究は、最近の展覧会で注目を集めました。
西澤さんは、修士論文で福沢一郎のバレエの舞台美術を取り上げておられ、それがご縁となって、今回講演をお願いすることになりました。大正から昭和初期にかけての美術家たちの舞台への関わり、戦後のバレエブームとその舞台美術、そして福沢一郎が衣裳や舞台装置を手がけたバレエ「さまよえる肖像」の解説など、新鮮な切り口からの大変興味深いお話に、聴講者の皆さんは熱心に聞き入っていました。
講演会の内容は今春発行の『記念館ニュース』に掲載予定です。
講師の西澤さんをご紹介
講演中の西澤さん
(2014年4月8日)