※ふせんに書いてくださったことばをそのまま掲載しています。
※文字の色は、ことばが書かれたふせんの色です。
・デッサンうまいね
・ストレッチ中? メロスの休憩
・スケッチってスゴイ
・はじめての先生のタッチ!
・ストレッチ中 今日もケガをしないで走りきれますように・ねてるひと
・よこたわるせいねん
・しばし止まって自分の体をいたわる 何を考えているのだろう
・見ていてやすらぎを感じます 体の線がなめらかで美しいです
・うたたねしている男 気持ちよく寝ている 休日
・道ばたでたおれている人 でも、辛そうではなくて幸せそうにねている
・足がつった!
・スケッチが素晴らしい 右手が大きいね
・画家のスケッチの美しさ 鉛筆の使い方にいたく感動! 顔は苦悩 戦後の生きてきた時代を感じます
・疲れている 足をマッサージしている? 寝ている
・彼女にフラレた?? ねんざした? 影を見習いたい
・おつかれさま!
・イテテー
・ジショウ 自バク コツコ
・若い人だから出来るポーズです。年寄でもシナモンを摂取すると体が若返り、このポースが可能です。
・苦しんでいる人
・ストレッチ
・足と手が大きい とてもがんじょうそう
・ダンスの途中のポーズ 舞台で踊っているみたい
【ちょっとたねあかし】
《横たわる青年》
1951年 鉛筆、水彩・紙 24.2✕35.8cm
この絵は《ノー・モア・ウォー》と同じ年にえがかれていて、画材も同じものを使っているようです。でも、絵の印象はずいぶん違うような気がします。
《ノー・モア・ウォー》は、人物がデフォルメされていて、ちょっとマンガっぽいですよね。でもこの絵は、人の体がかなりリアルにえがかれています。横になって目をつむって、休んでいるのかな…と思いきや、けっこう不思議なポーズをとっています。右足を折りたたんで持ち上げ、そのひざの下から右腕を通して右足の甲を押さえる…。こんなポーズをして休むひとは、ちょっとめずらしいように思うのですが…みなさんはいかがでしょう。どんなようすを想像しましたか?
もしかすると、絵画教室などでおこなわれていた、人体デッサンの授業に混じってえがいたのかもしれません。人体デッサンのモデルさんは、ふつうじゃないポーズをとらされることがあるので…。福沢はこの頃いくつかの絵画教室に呼ばれて絵の指導をしていたらしいことが、人々のお話や写真などからわかっています。若い男の人の不思議なポーズ…みなさんならどんなふうにえがくでしょう?