所蔵作品選 絵からうまれることばたち 作品その5

※ふせんに書いてくださったことばをそのまま掲載しています。
※文字の色は、ことばが書かれたふせんの色です。

・花びんと花の色がいい 好きな絵です
・テント虫がかわいい テント虫がいることで花の大きさが分かる
・花にも見えるし、虫にも見える。いかにも一郎先生らしい豊かな色彩ですね!!
・庭で摘みたてのような花 パンジー
・ものすごい鮮やかさに圧倒されちゃう 僕はテントウムシ
・福沢一郎の花の絵が好きです てんとう虫が何とも愛らしい
・てんとう虫がいとおしいです
・穏やかな日常に天とう虫ががえられた 明るいところ
・平和な世の中に大らかに、美しく生きる。
・てんとう虫は肉食の昆虫です。きれいな花にたかる「あぶら虫」に吸い寄せされているのかな?
・こんな風に絵を描きたい!対象に向ける目はどんななのでしょう!
何の花?
・大好きです このバラの絵
・ナイフを使ってバラのマーブルな所や花びらの重なり ス.テ.キ.
・あ!! 落ちちゃった
・てんとう虫 ブーケ
・良い香り
・君はどこから来たのかね
・無題 花瓶が軽々と浮かんでいるな
・右下にいるてんとう虫がかわいい 花を目指している?
・いいね!
・てんとう虫にとっておいしそうな花
・バラがつぼとマッチしていてバランスがよく美しい
・花束全開
・いも
・この花の絵 部屋に飾ってみたいです。いやな事も忘れ明るい気持ちになれます。
・圧倒的な花の大きさ 極小のテント虫 いのちの重さは変わりません.
・てんとう虫がかわいい!!
・バラはやっぱりきれい いつみてもいい
・絵の具を直ぬり 他のとはちがう雰囲気?
・てんとう虫み〜つけた.
・むだい
・てんとう虫さん お花Love♡


【ちょっとたねあかし】

《無題》
制作年不明 アクリリック・キャンバス 32.0✕41.1cm

 なんの変哲もない花瓶と、そこに生けられた大ぶりの花がえがかれた絵…と思っていたら、画面の右下、ちいさなてんとう虫がえがかれている! みなさんは気づきましたか? このてんとう虫はどこから来たんだろう? ここで何をしているんだろう? そして、これからどうするつもりなんだろう…? たった一匹のてんとう虫が、いろいろな想像をふくらませてくれる気がします。みなさんはどんな物語を思い浮かべるでしょう?
 福沢は、花瓶に生けた花の絵をたくさんえがいていて、ごってりと絵具を分厚く重ねたもの、花瓶に人のすがたが描いてあるものなど、さまざまなバリエーションがありますが、こんなふうにてんとう虫をえがき入れたものは、とてもめずらしいのです。画家はどんな気持ちで、この絵にてんとう虫を登場させたのでしょう? 画家の気分になって想像をふくらませるのも、ちょっと楽しいものです。


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