【作品】大砲のある静物 / Still Life with Cannons 1931年

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題名/title: 《大砲のある静物》/Still Life with Cannons
制作年
/date:
1931年
技法・材質
/materials:
油彩・カンヴァス/oil on canvas
寸法/size: 88.0×115.3cm
所蔵
/collection
目黒区美術館
Meouro Museum of Art, Tokyo
  発表当時(第3回独立美術協会展、1933年3月)は《軍国的静物》という題名で、いつ頃改題されたかは不明。
「旧作に手を加えたもの」で、「時局が切迫すると味がなくなる代物である。軽いユーモアを持たせた『エスプリ物』である」との本人の解説が、1933年3月の『独立クロニック』に掲載されている。折しも日本はこの年国際連盟を脱退し、孤立を深めていく。国内でも思想弾圧が厳しくなるなかで、こうした『エスプリ物』を描く意味を、画家はどのように捉えていたのか。真意はまだ謎である。